リハビリ若手スタッフインタビュー第2弾!~言語聴覚士編~
リハビリの若手スタッフのインタビューを行いました。
第2弾は言語聴覚士の中村さんのインタビューです。
言語聴覚士を目指したきっかけややりがいなど様々な質問に答えていただいています。
ぜひ、ご覧ください!
■■PT、OTインタビューはこちら■■
言語聴覚士の仕事の魅力・やりがいは?
Q.言語聴覚士を目指したきっかけは?
1つは、母からの紹介です。祖母が認知症でかなり介護が必要な状況で、祖母の介護を手伝っています。
母からたまたま言語聴覚士という仕事を教えてもらって熊本保健科学大学にある言語聴覚専攻を受けてみようと思いました。
口から食べたり、生命につながっているところでもありますし私自身コミュニケーションを取るのがすごく好きだったので、そういった面も含めて理学療法士や作業療法士ではなく、言語聴覚士を目指そうと思いました。
Q.言語聴覚士のやりがいとは?
やはり摂食嚥下という分野で、患者さまが食事を食べられるようになった瞬間が一番やりがいを感じることができるなと感じています。
経鼻栄養や胃に穴を開ける胃ろうというものがありますが、そういったものをしないといけないと思っている方に対してやはり口から食べて、普通の食事に戻っていくとなった時にやりがいを感じることができたなと、感じております。
Q.仕事をする上で大切にしていること
入職時から大事にしていることは、勉強し続けるということです。
患者さまから見たら私たちは若い世代で、患者さまとは人生の経験年数が違うので、できるだけそういったところを感じさせないように、自分自身がスキルや知識を身につけてできるだけ自分の100%を引き出して、105%になって、毎日違った自分であれるようにというところを大事にしています。
入職時は、学会、勉強会には年間100 個ぐらいなど目標を立てて参加させていただいて昨年度からは大学院に進学して、大学院で専門的なところを改めて学んでいます。
Q.言語聴覚士の魅力は
摂食嚥下のやりがいもありますし、脳科学、どちらかというとコミュニケーションですね。
他には高次脳機能障害という脳の障害のことを勉強するんですけど、少し脳のことに触れるところで、人より少し人間の行動や発話内容、思考を感じ取れるようになるというところが面白いなと、勉強しながら感じています。
Q.職業選択の決め手は?
実は大学入学時、理学療法専攻も受かっていました。
言語聴覚専攻も受かっていて、なぜ言語聴覚士を選んだかは先ほどと回答が異なるんですが、言語聴覚士の数が少なかったというのも要因の1つです。
「数が少ない」ということはやはり開拓していく分野でもありますし、そもそも言語聴覚士が存在しないという病院もありますので、そういった意味を込めて、言語聴覚士になったら何かしら自分が道を歩んでいけるかなというところで言語聴覚士を選択しました。
正直に言うと、理学療法士や作業療法士に比べて、リハビリに入る方っていうのは少し限られているんですけど、その中でも 口から食べるとか、コミュニケーションというところにはすごく特化した分野だと思うので患者さんが再度生活をしていく上で必要不可欠なところに関われるんじゃないかなと思っています。