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KEY PERSON

熊本初のEPA看護師! 来日初年度にして国家資格合格を支えたバックアップ体制とは

医療療養病棟 看護師 デ・ヘスス・キャシリン
看護師歴1年(2020年4月時点)
2017年入職
フィリピンで看護師を務め、EPAの制度を利用して来日。日本ではケアワーカーからスタートし、熊本初のEPAでの看護資格取得を果たした。

国家試験受験までの道のり

EPA(経済連携協定)で来日したんですよね?

はい。出身はフィリピンです。フィリピンで4年ほど看護師をして、3年前に来日しました。最初は大阪で日本語を集中的に勉強しました。

当院とは、EPAのマッチング・システムで出会ったんですよね

病院が「この人に働いて欲しい!」と思った候補者を選び、私たちも「ここで働きたい!」と思った候補の病院を選ぶマッチングで、一致しました。

まさに相思相愛でしたね(笑)。当院を選んだ理由は?

実は私、熊本県のことも、当院のことも全然知らなかったんです。候補先のリストに載っている病院から選びました。インターネットを見て、大きい病院だな、と思って。それから、看護師の国家試験受験に向けて、当院でケアワーカーとして働きながら勉強しました。1年半くらいだったかな。皆さんが応援、サポートしてくれたので、無事、熊本県ではEPAで初の看護師免許を取ることができました!

みなさん、どんなふうにサポートしてくれたんですか?

ケアワーカーの仕事をしているとき、院内に私が勉強できるように“勉強部屋”を用意してくれたんです。そこで毎日2~3時間、勉強する時間をつくってくれました。師長さんたちが教えに来てくれることもありました。

家庭教師をしてくれたんですね

そうです。あの時間がなかったら、きっと私は合格していなかったと思います。皆さん、親切でとても優しいです。看護師として働き始めた今も同じです。分からないこと、分かりにくいことがあっても、先輩たちが分かるように説明してくれます。話しやすいスタッフばかりなんですよ。毎日が勉強になっています!

今、日本実習制度でフィリピンのからのケアワーカーさんが多くいらっしゃっていますよね

同じ国の人がいると嬉しいです。みんなが“目指す先輩”でいられるように、これからも頑張ります。

福利厚生の充実

当院の良いところはどんなところだと思いますか?

スタッフみんなが、患者さんだけでなくご家族にもすごく丁寧に接していること。退院されていく患者さんが「また会いましょうね!」って仰ってくださることがあるくらいです。あとは福利厚生が整っていることです。社員食堂はいつも美味しい料理を作ってくれて本当に嬉しいです。もうずっとお世話になっています(笑)。ビュッフェ形式で、デザートもあるんですよ。お昼ごはんの時間はいつも楽しみです。

昨年は社員旅行にも参加していましたね。

初めて参加しました!2泊3日で、京都に行きました。清水寺や伏見稲荷、平等院、良い思い出になりました。浴衣も初めて着たんですよ! とても楽しかったです!

※1班あたり100人くらい、総勢11班に分かれて参加。スタッフ間の交流を目的としたパーティーが行われ、京都では平安神宮で浴衣パーティーを開催。

これからの目標、同郷の皆さんへのメッセージ

今後の目標をおしえてくれますか?

まずは日本語力をアップさせたいと思います。同僚とも、患者さんとも、コミュニケーションが取れなかったら仕事になりませんから。同時に看護技術と知識も磨いていきたいです。

同じように日本で働きたいと考えているフィリピンの皆さんにメッセージをお願いします!

私、最初に“ひらがな”を見たとき、「ああ、無理だ」と思ったんです。書くのがとても難しくて。でも、やりたいと思った今、始めなかったら、いつ始めるの? と思って頑張りました。日本語の勉強は本当に大変だけれど、くじけそうになったときは、ここに来たときのこと、来たいと思った気持ちを思い出して、またファイトです!

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