【介護福祉士×総合職】機械浴リクシー導入インタビュー
桜十字病院では、特殊疾患病棟に機械浴リクシー(LIXY)が導入されました![]()
導入に至るまでのプロジェクトについて、介護福祉士と総合職スタッフにお話をお伺いしました!
ー機械浴を導入することとなったきっかけを教えてください
介護福祉士 これまで使用していたトロリーバスはこじんまりとした感じで、スタッフにとっても患者さまにとっても、ストレスに感じる部分が多い印象でした。拘縮が強い患者さまだと体を動かしづらく、小さいトロリーバスだと、体位変換に悪戦苦闘していました。また、高さもあまりなかったため患者さまのお体も全身が浸かることはなく、いわゆる「湯につかる」ことは出来ていませんでした。
そういった現状に課題を感じ、機械浴を導入することで解決に繋がるのではないかと考えたのが、今回の機械浴導入のきっかけになります。
ースタッフ・患者さまのことを思って始まったプロジェクトだったんですね。では、実際に導入するにあたって視察も行われたのでしょうか?
総合職 病棟に持ってくることが出来る機械は一部に限定されてしまうので、有志のメンバーでショールームへ訪問して、いろんなものを見てみて触ってみて「これがいいよね」と思ったものを導入検討しましょうということで、8月に一度視察を実施いたしました。視察当日は、福岡県と佐賀県のショールームを一日で回り、メンバーの納得する機械浴を探しました。
介護福祉士 これまでも特殊疾患病棟がモデルとして、小さな機械など、「こういうのどうですか?」というご提案をご提案いただいておりました。そのときに、ミラクルバブルのお話を聞いていて、それこそ以前「ピュアット」を使用してみたことがございました。そのときは、患者さまの皮膚トラブルを防いだり、保湿のためにとても良い機器だと感じていたのですが、トロリーバスではなかなか全身を浸けることができず、導入には至りませんでした。
ーでは、今回リクシー(LIXY)の機械浴を導入された決め手はどこにあったのでしょうか。
介護福祉士 そうですね。実際に視察に伺った際には、患者さま役と看護師役でストレッチャーに乗って、いろんな機器を体験しました。南館3階病棟の患者さまの傾向として特殊疾患の方が多いので、そういった患者さまに適した広さや機能を見て探していて、「これだ!」と思ったのが今回のリクシー(LIXY)でした。
総合職 実際介護リーダー2人で、患者さま役と介助する側で体験していただいて、2人にしか分からない感覚があるんだなと改めて感じました。見ただけでは分からない違いも多くて、現場の方が一番その良し悪しの見極めに長けているので、一緒に視察に行っていただいて本当に良かったなと思いました。
現場の方が必要としているものが何なのか最優先で考えて進めているのはもちろんのこと、あとはお金のところも皆さんが気になるところかなと思います。病院のお金を使って導入するので、これくらいのお金を使って導入したもので、患者さまやスタッフの負担がどれくらい軽減するのか、という部分を整理していくのが自分の仕事だと感じています。
― では実際に、導入してみてどのような反響がありましたか?
介護福祉士 マイクロバブルで白濁しているお湯の中に患者さまを入れていくのですが、そのお湯もすっごく柔らかくて、ぜひ試してみてほしいです!お風呂に入った人と入っていない人の違いが、明らかなんですよ。リハ部のスタッフも「昨日お風呂入ったね!」とすぐに気づいてくれました。お顔の皮膚のツヤが違うみたいです!お顔など浸けることができない部分については、タオルでマイクロバブルの水を吸って、絞って拭いていますがそれでも効果があるようです。また、温かいお湯に全身浸かっているからか、拘縮にも効果を感じていて、普段は動かないところでも少しですが体が開くようになったと聞いています。スタッフも入浴介助の負担が軽減されたことはもちろんですが、患者さまのお身体がきれいになっていることにとても喜んでいる様子でした。
ー目に見えてわかる効果があるのは、導入した側としても嬉しいことですね!最後に、今後リクシー(LIXY)をどのように活用していきたいかお伺いできますか。
介護福祉士 今後は、一人でも多くの患者さまが機械浴できれいにあたたかく入浴できるように、より一層頑張っていきたいと考えています。
