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    KEY PERSON

    「決して一人にならない病院」を目指して。サークル活動を通して生まれる絆

    事務局長補佐 古垣 吉崇

    臨床工学技士(ME)として桜十字病院に2007年9月に入職。臨床工学技士長を務めつつ、1年半外来事務長として外来をまとめ、2025年10月に事務局長補佐兼臨床工学技士長に就任。
    スポーツ(野球)が趣味で、これまでも桜十字病院のサークル活動としてソフトボールサークルの運営に携わる。2023年にサークル事務局を立ち上げ、現在サークル事務長も兼任している。

     

    桜十字では、サークル活動が活発に行われています。サークル活動は、多職種が集まり、仕事を離れて心を許せる仲間とつながる場として、多くの職員に親しまれています。「決して一人にならない病院」を目指し、サークル活動を通じた横のつながりを大切にしている桜十字。その魅力について、サークル活動事務局の事務長を務める古垣吉崇さんに聞いてみました。

    9つのスポーツサークルが活動中!

    現在、どのようなサークルが活動していますか?

    古垣吉崇さん(以下、古垣)現在、9つの団体が公認サークルとして活動しています。サッカー、ソフトボール、バスケットボール、バレー、スポーツケアサークル、アクティブ、バドミントン、硬式テニス、そして桜十字ダンス部(略してサクダン)です。基本的にはスポーツサークルがメインとなっていますが、文化サークルも今後増やしていきたいと考えています。

    私自身、ソフトボールサークルに所属しています。活動的に参加していますが、一昨年は骨折してしまいました(笑)。

    サークルのメンバー構成を教えてください

    古垣 桜十字病院だけでなく、メディメッセ(予防医療)、くまもと在宅支援病院など、グループ内のさまざまな事業所から参加者が集まっています。ドクター、看護師、ケアワーカー、セラピスト、事務スタッフ、放射線技師、検査技師など、本当に多職種で構成されているのが特徴です。

    実際の活動はどのように行われていますか?

    古垣 各サークルで年間スケジュールを決めて、半年に1回開催されるサークル活動総会で活動報告をしてもらう流れになっています。

    例えば、サッカーでは病院主催の大会を開催したり、他チームの大会に参加したりしています。ソフトボールは年に1回、病院対抗ソフトボール大会があり、桜十字が主催しています。今年の参加病院は18に上りました。

    アクティブというサークルは、毎週木曜日に運動公園の周りを歩くなど、マラソン大会に向けた活動をしたりしています。

    病棟スタッフはシフト制勤務なこともあり、完全に自由参加です。自分の時間が合うときに活動し、参加を強制することも、そのような雰囲気もありません。目的は横のつながりなので、負荷をかけないよう方針を立てています。参加率は、練習では50%そこそこで、試合前は高くなる傾向があります。

    活動の雰囲気を教えてください

    非常に和気あいあいとしていますね。知らない人が入ってきてもすぐに打ち解けるような、本当にいい雰囲気だと思います。

    ただし、試合前は本気モードです。特にソフトボールは毎年優勝しているので、「勝たなければいけない」というプレッシャーで、みんな口の中がカラカラになってプレーしています(笑)。もちろん年中本気モードということはなく、普段の練習の雰囲気は非常に和やかです。

    印象的だったのは、病棟ケアワーカーの女性スタッフが「サークルに入っていたおかげで仕事を続けられた」と言ってくれたことです。サークルをやっていてよかったなと思える瞬間でしたね。

    サークル以外では会えないスタッフと話すことができたり、他の事業所のスタッフと仲良くなったりと、普段の業務の流れでは交流が生まれないようなスタッフ同士のつながりができるというのは、非常に大きなメリットだと思います。

    新しいサークルを作ることもできるんですか?

    サークル事務局に届出書類を提出すると、事務局で承認後、発足となります。サークルの形にするには4人以上が必要で、基本的には、よほどのことがない限り公認する方針です。

    最近では、2025年10月から硬式テニスサークルが新しく立ち上がりました。今回初めて看護部から生まれたサークルで、現在4人が活動しています。

    ちなみに、サークルへの入会も簡単です。入りたいサークルの部長にお願いするだけ。自分からはなかなか入りづらいという方もいると思いますので、周りが声をかけて入会を促す環境を整えています。もちろん強制はしていませんのでご安心を!

    入会は簡単!入りやすい環境も整えています

    サークル活動、詳細はどうやって入手できますか?

    新卒入社の方には、研修の最終日にサークル紹介の時間を設けています。責任者が楽しく面白くアピールしており、非常にウェルカムな雰囲気が伝わるんじゃないかなと思います。その後、病院事務局前の掲示板に募集の張り紙を出すので、改めて詳細を確認できるようになっています。中途入職の方には、オリエンテーションでサークル活動があることをお伝えしています。また、社内報で大会結果などを取り上げてもらったりもしています。

    桜十字からのサポートは?

    半期ごとに参加者分の補助費を支給しています。また、大会への参加時にも補助があります。使い道は自由で、食事会に使っても大丈夫です。実際、サークルメンバーで集まって食事をすることもあり、大会後の打ち上げはめちゃくちゃ盛り上がります!

    サークル活動に参加するメリットは?

    多職種が集まって、仕事以外の場面で心を許せる仲間ができることが最大のメリットです。横のつながりができて、相談できる仲間ができるのは、一人で抱え込まないという意味でも素晴らしいメリットになっていると思います。

    前述の通り、サークル活動の発足は4人以上のメンバーが必要と定めています。一人でではなく、仲間同士で経験や感情を共有しながらいろんなことを成し遂げていきたいという思いからです。

    年に1回、サークル活動を集めた運動会も開催していて、去年は220人くらい集まりました。さまざまなスタッフと交流できる機会が増えるのも魅力ですね。

    スポーツ経験がなくても参加できるサークルはありますか?                         

    アクティブがおすすめです!本当に素晴らしいと思います。山に登ったり、ウォーキングしたりと、スポーツ競技をプレーするわけではないけれど、みんなで楽しく活動しています。

    また、桜十字ダンス(サクダン)もおすすめです。サクダンは芸能人みたいな動きをしてますよ! 地域の活動に呼ばれて登場したり、熊本ヴォルターズの試合前にも踊ったりしています。ダンス経験がなくても大丈夫で、男性スタッフも参加しています。

    桜十字に入職を検討している人にメッセージをお願いします

    私自身、スポーツに助けられて人生を送ってきて、人生に欠かせないものだと思っています。同じ時間、同じ悩み、同じ楽しみを共有できる。スポーツを通して、同僚や先輩後輩というよりも「友人」ができるのが、サークルの最大の魅力だと思っています。

    こんな大きな病院だと、入職して「本当に馴染めるのかな」と不安になる人も多いと思います。でも、サークル活動への参加を通して、その不安が解消できるんじゃないかなと思います。

    決して一人にならない病院です。スポーツが苦手でも大丈夫! 友達を増やしたい人は、ぜひ桜十字病院でサークル活動にお気軽にご参加ください!

     

    >>このインタビューの動画を見る

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