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学べる環境に惹かれて。老健から桜十字へ。

他の病院や老健を経験して桜十字に転職した井野田PTに当院を選んだ理由や、働く中での魅力ややりがいについて聞いてみました!

リハビリテーション部

理学療法士

井野田 将晴

2015年9月入社、理学療法士歴10年

西日本リハビリテーション学院出身。県外の病院・老健で6年間勤務したのち、当院へ。現在は緩和ケア病棟・医療療養病棟を担当している。

※記事公開日時点

 

老健から当院に転職したきっかけ

以前の職場について教えてください。

病院で2年間、老健で4年間働いていました。総合病院だったので、脳疾患の患者さんから脊柱疾患、スポーツによるけがの患者さんなど、さまざまな方と関わる機会がありました。特に、整形外科で入院・通院されている患者さんが多かったこともあり、年齢層も幅広かったですね。

老健では どのようなことを経験しましたか?

老健は医療と在宅をつなぐ中間施設なんですよ。なので、「今ある身体機能をいかに保つか」や、「どうすれば、自宅で過ごすことができるのか」といったことを考えて、在宅復帰の支援をしていました。医師や看護師だけでなく、ケアマネジャーや福祉用具を取り扱う会社とも連携をとり、包括的に患者さまをサポートする大切さを学びました。

どうして転職しようと思ったのですか?

老健での在宅復帰支援の経験を、病院でも活かせないかと思ったことがきっかけでした。また、理学療法士としての知識や技術をもっと磨きたいという気持ちもあって。桜十字病院で働いている友人に、定期的に勉強会や症例検討会が行われていることや、毎年数回、外部の講師を呼んで講演会も実施されていることを聞いて、桜十字病院に興味を持ちました。また、桜十字病院は、病院事業や介護事業、予防医療と幅広い取り組みをしているので、より多くのことが学ぶ機会があると思い転職を決めました。

 

学べる環境に惹かれて桜十字病院へ

当院に来られてどう感じましたか?

まず、人の多さにびっくりしました。以前勤めていたところは、十数人のリハビリスタッフしかいなかったので。桜十字の170人近いリハビリスタッフには圧倒されました。病院では、チーム医療が推進されていることもあり、職種を超えた交流も多く、困ったことを聞きやすい環境だと思います。認定資格を持ったスタッフも多く、とても心強いですよ。

勉強会はどんなことを?

転職した当時は、職種別のグループがあって、機能別・疾患別の勉強会が行われていました。理学療法士の勉強会では、特定の疾患や症状に対する理学療法的なアプローチの仕方を、資料を使ってみんなで勉強することが多かったです。最近は、さらにパワーアップした検討会が開かれるようになっています。

パワーアップした勉強会とは?

病棟ごとの症例検討会を通じて、患者さんに対するアプローチの仕方を考えるスタイルに変わりました。実際に今、苦しんでいる患者さんのために何ができるか、どうしたら楽にできるかを考えるため、より実践的な内容を学ぶことができています。以前は職種別だったので、作業療法士や言語聴覚士の意見を聞く機会が限られていましたが、この取り組みに代わってから、多職種の意見も聞くことができるようになりました。

 

緩和ケア病棟で働いてみて

現在はどのようなことをしていますか?

緩和ケア病棟で、患者さん・ご家族の気持ちに寄り添った生活が送れるようにサポートしています。緩和ケアは最期の場所と思われがちですが、自宅での生活にもどっていただくためのサポートとして、退院支援も行っているんですよ。もちろん、ターミナル期の方もいらっしゃるので、患者さんの貴重な時間が充実したものになるよう、患者さんやご家族から好きなものや習慣をお聞きして、離床の際に取り入れるようにもしています。

 

退院支援では具体的にどんなことを?

「家に帰りたい」と感じていらっしゃる患者さんも、病気の進行状況はさまざまです。なので、運動訓練を積極的に行う場合もあれば、自宅などの環境整備を中心に行うこともあります。環境整備を行う場合、実際に自宅を訪問することもあるんですよ。間取りや、玄関やトイレの広さ、段差などがないかなどを調査して、「どうしたら病状が進行しても家で過ごせるか」をケアマネジャーや福祉用具の会社などと一緒に考えていきます。がんは進行性の疾患なので、特に多職種との連携が欠かせないんですよ。各所をつなぐパイプ役として、患者さんらしい生活を実現できるように心がけています。

がんリハも行っているとお聞きしましたが。

そうなんですよ。2016年に資格取得のサポートを受けて、がんのリハビリテーション研修を受講しました。この資格を取ったことで、緩和ケア病棟以外のがんの患者さんにも、退院支援を行えるようになりました。比較的体力のある患者さんが多いので、退院後の生活のための運動訓練も積極的に行っています。どうしたら患者さまが自分らしく生活できるか、どんな工夫をすれば自宅で生活が送れるかなど、考えながらサポートすることは正直難しいですが、その分やりがいにもなっています。

これからはどのようなことをしていきたいですか?

まずは、患者さんがその人らしい生活を送れるように各部署との連携をこれまで以上に図っていきたいと思います。そして、他の医療機関やがんリハを行う方々など外部との連携も強化し、緩和ケアのイメージを変えていきたいです。まだまだ、世間では、最期の場所というイメージが先行している現状なので。緩和ケア病棟に入っても、痛みや精神的苦痛を緩和させ、自宅に帰ることができること。治療開始とともに、緩和ケアを行うことで、患者さん・ご家族が希望する生活に近づけることができるということを、急性期のカンファレンスなどに参加しながら広めていきたいと思っています。

 


募集要項

理学療法士作業療法士言語聴覚士

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