急性期から桜十字へ。地元を飛び出して見えてきた目標
桜十字病院 回復期リハビリテーション病棟
看護師 前畠 沙里奈
鹿児島県出身。4年間鹿児島県内の急性期病院で勤務後、2023年4月に中途採用で桜十字病院に入社。現在入社8か月目※取材日時点の情報です(2023年12月)
桜十字病院には、急性期病院での勤務を経験して慢性期・回復期での看護に興味を持ち、桜十字病院に転職された中途入社看護師が多く活躍しています。今回は、地元から離れて桜十字病院への入職を決めた看護師に、入職の決め手や今後挑戦したいことについてお話を伺いました!
急性期時代から持ち続けた、地域連携の視点
看護師を志したきっかけはなんですか?
元々母が看護師をしているんです。中々仕事中の母親の姿を見ることはありませんでしたが、一緒に病院にかかったときに、体調が悪くなった患者さんがいたんですよ。その時に、母親がサッと助けに入った姿を見て、看護師にあこがれを持ちましたね。あとは、自分の祖父が入院した時に担当の看護師さんが優しく対応してくださったのを見て、「自分もこんな風に人助けができるようになりたい」と感じたこともきっかけです。
転職に至った経緯を教えてください。
元々地元の鹿児島の急性期病院に4年間勤めていました。その病院では手術室での勤務なども経験しながら、地域連携の一環として慢性期病院とも連携して業務にあたっていました。その経験もあり、慢性期や回復期での地域連携についてより深く学びたいという気持ちから、転職を考えました。
桜十字病院を選んだきっかけは何ですか?
紹介を機に見学し、その際に看護師さんやソーシャルワーカーさん、ケアワーカーさんなどの持つ雰囲気が明るいなと感じました。また、急性期に比べ、多職種と関わることができるのではと感じたことも大きかったです。あとは事前に社員食堂が安くておいしいという評判を聞いていたことも魅力的でしたね(笑)
退院後の生活まで、先を見据えた看護
入社前、不安に感じていたことはありますか。また、今はどう感じていますか?
急性期からの転職はやっぱり環境の変化も大きいので、「大丈夫かな」という気持ちはありましたね。地元から離れることも不安要素の一つでした。でも実際に入職してみると、急性期に比べて患者さんの処置よりも介助に関わることが増えたなと感じました。その分、最初は寝たきりだった患者さんが退院時は杖をついて歩いている姿が見られる、そしてそこに携われることがうれしいですね。患者さんの経過をじっくり追えることがうれしいです。
日々の業務の中で心がけていることはありますか?
日々のカンファレンスや申し送りの中でリハビリや栄養士と密に情報共有をして、患者さんの現状をよく確認し、自分でできることは自分でやってもらえるように働きかけることです。急性期にいたときに比べて患者さんの数は多いので、よりチームワークは大事になりますね。それから、患者さんには「よく眠れましたか?」と意識して声掛けするようにしています。患者さんが家に帰ってからの生活を考えたときに、昼夜逆転が起こっていると患者さんもそのご家族も困ってしまうので、丁寧に確認するように心がけています。
おすすめの福利厚生はなんですか?
社員食堂は350円でビュッフェ形式なので、初めて食べたときは「こんなに食べていいんだ」と思いました!今まで休まず出勤できているのは社食でしっかり栄養をとっているおかげだと思います(笑)あとは社食で同じタイミングで入職した同期と会って、「最近どう?」などと声を掛け合うこともあります。コミュニケーションの場にもなっていますね。
今後の展望や挑戦してみたいことを教えてください。
せっかく回復期病棟に来たので、患者さんが自宅に帰ったときに必要な支援について知識や経験をもっと深めて、早め早めで支援ができるようになりたいです。患者さんが退院して、家に帰ってからも不安を感じないように、余裕をもって、自分でできることを確立してもらう時間を確保できたらいいと思います。あとは、患者さんだけではなく、ご家族の気持ちを考えて支援ができる看護師になっていきたいですね。