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【対談】ワクワク・イキイキを取り入れて目指す“日本一の看護部”!

看護部支援室&看護部長
看護部支援室

看護部長 濵田 みね子

看護部が看護部の役割に集中できるように

「看護部支援室」では、どのような活動をされているのですか?

看護部支援室(以下「支援」):看護部支援室は2017年に新設された部署です。前身は「業務改善室」という部署でした。業務改善室は、看護部だけに限らずさまざまな部署の事務的なサポートを行っていたんです。それが’17年に、看護部に特化した組織を作ろう、という話になって。
看護部長(以下「部長」):現在は看護部が看護業務に専念できるよう、事務的領域や管理業務のサポートをしてもらっています。看護師の業務って、事務的作業がかなり多いんですよね。書類作成ですとか、そうした部分の大半を担ってくださるから、現場は看護だけ出来るんですよ。私たち管理職も現場を見る時間を作れます。当院の特徴のひとつですね。とても感謝しています。

新しい仲間をサポート、新風を取り入れて業務改善につなげる

入職者の面談なども行っているんですよね?

支援:支援室に来る以前は人事にいたんです。当グループには「ハッピースパイラル」という理念がありまして、患者さま・地域の方々・スタッフの三者が全て幸せになるモデルを築き、全国へ発信していくことを目指しています。人事では、ハッピースパイラルの起点となるスタッフが、やりがいと誇りを持って働ける職場でありたいという当グループ代表の考えのもと活動していました。ですので、支援室に入ったときも、看護師さんや介護職の皆さんの働き方や精神的なサポートをしていきましょう、ということでお手伝いさせてもらっています。
部長:入職してから1年間は、私と、師長、人事、支援室が関わって入職者への面談を行っています。私や師長には言えない心の奥底まで支援室ではヒアリングしてくれるんです。「ここまで聞いてくれたんだ!」というところまで、悩みを明らかにして伝えてくれます。そのおかげで早め早めにフォローできるから、私たちにとっても有り難く、新入職の看護師たちにとっても心強いですね。 
支援:当院はどうしても中途入職者が多いんです。ですので、困っていることや不安に思っていることだけでなく、以前の病院にあって当院にないもの、当院でも取り入れたらもっと良くなるんじゃないか、といった情報も聞くようにしています。「もっとこうした方がいいのに」といった意見を持っている方は意外と多いんですよ。

そうした意見を吸い上げて、届ける役割も担っていらっしゃるんですね

支援:人事にいたころも入職・退職など面談はしていたんです。そのとき聞いたいろいろな意見は本当に貴重でした。ただ、当時は「こうした意見がありました」といった声を現場に届けるしかできなくて。看護部支援室になってからは、現場の状況が分かるようになり、問題解決に向けて一緒に取り組めるのが大きな意味を持っていると思います。
部長:本当に看護部支援室は看護部にとってなくてはならない存在です。

情報伝達に創意工夫を

12病棟、630床。この規模で情報や資料を隅々まで届けるのは大変じゃないですか?

支援:本当に大変です(笑)。支援室ではツールを作って“見える化”したり、e-ラーニングを取り入れたりといろいろ取り組んでいます。

どんな工夫をしていますか?

部長:印象的なのは「ケアリンピック」の開催ですね。簡単に言えば、看護師や介護職の皆に、マニュアルに立ち返ってもらって、マニュアルの大事さを理解してもらうイベントです。長く業務をやっていると、どうしてもマニュアルを逸脱してしまうことがありますからね。
支援:マニュアルの見直しもそうなんですが、部長からのオーダーは「看護師や介護職の皆さん全員、看護部の一人も余すことなく楽しく学べるイベントをしたい」だったんですよ。そこで「ケアリンピック」というネーミングを考えるところからお手伝いさせていただいて。
部長:今回のケアリンピックでは、おむつ交換と入浴介助、ポジショニングの3種目を競技にしました。

各チームで点数を競うチーム競技でしたね。

部長:トーナメント方式で優勝者を決めました。 採点の基準はマニュアルに沿っているかどうか、それと患者さんの尊厳に重きをおいているかどうかですね。

尊厳はどんなふうに採点したのですか?

支援:たとえば入浴だったら「寒くないですか」「お湯をかけますね」といった声かけがあるかどうか。声をかけてから処置に入らないと、患者さんも何をされるかわからなくて不安になりますよね。そうしたこともマニュアルには盛り込まれているので、ちゃんと実践できているかどうかを“患者役”に採点してもらうんです。
部長:当院のおむつ交換や入浴介助って、患者さんの思いに沿ったケアを重視した、よそにないオリジナルのものが出来上がっているんです。当院は急性期病院の後方支援病院という位置づけです。当院に入院してからご自宅へ退院されるまでという期間は決して短くはありません。当院での入院は患者さまにとって「生活」でもあるからですね。患者さまからも地域の病院からも「桜十字病院なら患者さんを大切にしてくれる」という信頼につなげていきたいと考えて、マニュアルづくりに取り組んできました。
支援:1病棟、2病棟だけだったらマニュアルをちゃんとやろう、で済んだかもしれません。けれど12病棟もあると、基準を統一するのは難しいんです。こうした大々的なイベントにしたことで、マニュアルを再学習し、なおかつ楽しみながら学んでもらえたと思いますし、病棟のチーム力も間違いなく高まったと思います。、2病棟だけだったらマニュアルをちゃんとやろう、で済んだかもしれません。けれど12病棟もあると、基準を統一するのは難しいんです。こうした大々的なイベントにしたことで、マニュアルを再学習し、なおかつ楽しみながら学んでもらえたと思いますし、病棟のチーム力も間違いなく高まったと思います。

優勝賞品は何でしたか?

私は県内外のいろいろな病院を経験してきました。その中でも、当院のホスピタリティの高さはかなり優れています。これはもう変わることなく根づいている文化、風土だと思いますし、スタッフも穏やかな気持ちで働ける環境です。社員食堂や社員旅行など、福利厚生は私もびっくりするくらい充実しております(笑)。夢を持ち、日々、発見に努め、専門性を高めていける皆さんをお待ちしています。
支援:今回は入浴介助で使える撥水効果のあるトレーナーを用意しました。
部長:実際に仕事で使えるグッズです。みんな愛用していますよ。
支援:あとは焼肉券ですね。みんなでご飯を食べに行ける。
部長:優勝発表にも凝りましたよね。敢えて参加者を集めて発表せず、時間を決めて優勝の病棟に私が上がっていく。みんな、自分たちの病棟に私が現れるか、ドキドキしながら待っているんです。病棟を訪問したら拍手が起きて。抱き合って喜んでいました。

アイデアがすごいと院内でも評判でした。準備にも時間がかかったのでは?

部長:審査表の作成など手のかかる作業はありましたけれど、支援室が私たちと一緒に考えて、実行してくれました。本当に心強いパートナ-です。
支援:「日本一の看護部にしたい」という看護部長の強い思いがあるからですね。ちょっと大げさですが、今、世の中がどんなふうになっているのか情報収集を行いながら、看護部に必要なもの、仕組みを一緒に作っていければな、と思います。
部長:とにかく熱い看護部を作りたいんです。いつもイキイキ、ハツラツとして元気の良い、頑張れる看護部。そのために支援室の力はとても大きいですし、必要ですので、これからもよろしくお願いしますね。
支援:こちらこそ、よろしくお願いします!

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